リステリン（紫） タイ製との違いについて解説

「口臭対策」や「マウスケア」として「リステリン（LISTERINE）」を使用されている方も多いと思います。

「リステリン」は様々な色（種類）がありますが、紫色の「トータルケア」が売れ筋となっています。

海外（タイ製）のリステリン（紫）には、日本製に含まれていない「フッ素（フッ化ナトリウム）」が配合されていることが話題となっています。

リステリン（紫）の「日本製とタイ製との違い」について解説していきます。

リステリン（紫）タイ製の効果

日本のリステリン（紫）が「トータルケア」なのに対し、タイのは「トータルケア 10 in 1」となっています。
「10 in 1」は、処方テストした結果、1本で10の下記効果があるとうたわれています。

• 口臭、歯垢、口腔衛生の問題の原因となる細菌の蓄積を 99.9%** 減らします。
• 24時間口腔衛生を守ります^^
• 歯茎を健康に見せます。
• 虫歯を防ぎます
• 歯の健康を促進するフッ素が含まれています
• 歯垢の蓄積を減らします
• 新しい歯石の形成を防ぎ、自然な白い歯を保護します
• ブラッシングでは届かない部分を洗浄します
• 長時間息を爽やかに保ちます
• 口全体を徹底的に洗浄します

（注）**2010年5月、米国のJ&J Dental Research Centerによる37人の被験者を対象とした臨床試験結果
　　　^^2010年8月、ニュージャージー医科歯科大学による26人の被験者を対象とした臨床試験結果

【有効性】1か月間にバンコクとその近郊の歯科医400人を対象に行ったインタビューに基づく

リステリン（紫）の成分（イングレ）

リステリン（紫）の成分（イングレ）を紹介します。

※タイのイングレは順不同

海外製（タイ製）と日本製に含まれる成分（イングレ）は、ほぼほぼ同じですが、注目したい海外製（タイ製）にのみ含まれている成分は、下記の通りです。

「ラウリル硫酸ナトリウム」は、歯磨き粉（日本製も含めて）で使用されている成分（発泡剤）ですが、その危険性が議論されることがあります。
体質によっては、刺激性皮膚炎を引き起こす可能性があると指摘されています。
口内炎や口腔乾燥（口の中が乾燥する）の原因になる可能性も指摘されているので、「ラウリル硫酸ナトリウム 不使用歯磨き粉」を選んで使用する方もいるようです。

そして、特出すべきは「フッ化ナトリウム」配合という点です。
「フッ化ナトリウム」は、フッ化物沈着により「初期虫歯の再石灰化」を促進する効果があると言われています。

日本では「フッ化ナトリウム配合」の製品は販売されていないと、実しやかに噂されていますが、「日本製リステリン」に配合されていないだけです。
「日本製歯磨き粉」には「フッ化ナトリウム配合」や「フッ素入り」といったうたい文句で普通に市販で販売されています。

また、リステリンのような「フッ素入り洗口液」は、「第3類医薬品」として販売されています。

但し、該当商品（リステリン（紫）タイ製）でも注意喚起（警告）されていますが、6歳未満は使用できません。
日本製においても同等年齢の乳幼児には使用できないと思われますので、使用前に「パッケージ裏面の注意事項」を確認するようにしてください。

リステリンの使い方・うがい方法

• 1日2回、歯磨き後に使用します
• キャップを包んでいるビニールを開封します（初回のみ）
• キャップを開けます（両サイドのギザギザが無いところつまみながら（押しながら）まわす）
• キャップに下記容量（年齢によって容量・時間が異なります）を注ぎ、口を漱いで吐き出します
  （その際に、飲み込まないでください）

• 6歳以上のお子様の場合：1回につき10mlで口をすすいでください
• 12歳以上の場合：1回につき20mlで30秒間、水に混ぜずに口をすすいでください

• 【警告】6歳未満のお子様には使用しないでください

【注意】

• フッ化ナトリウムが含まれています
• お子様の手の届かない場所に保管してください
• 子供がフッ化物を使用する際は、医師または歯科医師にご相談ください
• 異変や異常事態が発生した場合には、直ちに使用を中止し、医師に相談してください

ちなみに、日本製のリステリン（紫・トータルケア）は、「リステリン20mlを30秒間ほど口に含み、ブラッシングしてください」となっています。
リステリンが歯磨き粉の役目（液体歯磨き）を果たしているということですね。

参照）リステリン トータルケアプラス 公式ページ

日本製の全てが良いとは言いませんが、日本人向けの配合になっているはずなので国産リステリンが良いのではないかというのが、個人的な所感です。