2024年現在、タイで一番新しいビール「カラバオビール」を飲んでみての感想を紹介します。
タイにおけるビール販売の年齢制限について
タイも日本と同じ、20歳以上から飲酒が可能となります。
全てのビールを含む酒類に、警告文がタイ語で記載されています。
翻訳したものを下記に紹介します。
「お酒は二十歳になってから」ということをおせっかいながら、最初に記載させていただきます。
カラバオビールの歴史
「カラバオビール:Carabao BEER」は、「タワンデーン・ジャーマン・ブリュワリー:Tawandang German Brewery(以下、タワンデーンと表記)」(という会社)によって醸造されたビールのブランド名です。
カラバオビールを製造している会社名は「タワンデーン・ブリュワリー・カンパニーリミテッド:Tawandang Brewery Co., Ltd.」と言います。
一方で、カラバオドリンク(エナジードリンク)を製造している会社は、「カラバオ・タワンデーン・カンパニーリミテッド:Carabao Tawandang Co., Ltd.」という名称で別会社になります。
また、カラバオドリンクの会社を立ち上げたのが2001年(栄養ドリンクのカラバオデーンは2002年発売)に対して、カラバオビールを提供し始めたレストラン「タワンデーン・ジャーマン・ブリュワリー」は1999年に開業していることから、実は、エナジードリンクよりもビールの方が早く始めています(缶ビール・瓶ビールとしての市場流通は2023年から開始)。
カラバオ社は、2017年から毎年イングランドで開催されているフットボール(サッカー)のカップ戦にスポンサー提供をしており、「カラバオカップ」として世界的に知名度を上げています。
カラバオビールの特徴
カラバオビールは1999年に、ラーマ3世通りに「タワンデーン・ジャーマン・ブリュワリー」というレストラン(ビアホール)を開業したところから始まります。
ドイツからプロの醸造マイスターを招き、ドイツ産の高品質な原料から醸造されています。
缶・瓶ビールでは、「ラガービール:Lager」「ダンケルビール:Dunkel」の2種類が販売されています。
タワンデーンの公式ページによると、それぞれの違いは下記のように説明されています。
ドイツビール純粋令とは「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という原則を明記した法です。
不純物を一切含まないことを明確化したものになります。
カラバオビールを飲み比べての感想
カラバオビールを飲み比べての感想です。
まずは、「ラガービール」と「ダンケルビール」の色の違いです。
「ラガービール」は、いわゆる一般的なビールの色で、「ダンケルビール」は黒い色をしています。
色だけで味の推測できる方もいると思いますが、おおよそ想像と違わない味です。
一言で簡潔に説明すると「タイの他のビールとは全く違う味で唯一無二」です。
ドイツ旅行をしたことがある方なら「地ビール」を飲んだことと思いますが、ドイツの地ビールと同様に麦芽が強く主張している味わいです。
飲むだけでヨーロッパを思い起こさせる味わいです。
タイの他のビール(シンハー・リオなど)や日本のビール(アサヒ・キリンなど)とは全く違う味です。
「ダンケルビール(黒ビール)」の方が、雑味(良く言えば味わい)が強いので好き嫌いが別れるかもしれません。
まずは、「ラガービール」から初めてみるのも良いかもしれません(ラガービールはパンチが弱くインパクトが薄いので、地ビールを楽しみたい場合は迷わずダンケルです)。
「ダンケルビール(黒ビール)」は「泡立ち」がすごく(多く)、「ラガービール」の「泡立ち」は少ないです。
シンハービール(Singha Beer)とも飲み比べてみます。
シンハービール優勝!!
スッキリ、アッサリとキレのある味わいは、日本のビールと似たところがあり、飲みなれているビールがやっぱり一番ですね。
カラバオビールは、「CJ MORE(カラバオグループのコンビニ)」や「BIG C」「ロータス」などで販売しているので、特徴のある味わいを是非試してください。