バンコクで「タイスキ(タイ風すき焼き)」を食べるならどこを思い浮かべますか?
「MK(エムケー)レストラン」?それとも「COCA(コカ)レストラン」?
もうこの2ブランドから卒業しませんか?
今、タイ人の間で「タイスキ」といえば「SUKI TEENOI(スキ・ティーノーイ)」というのが常識と言っても過言ではない位置づけになっています。
「SUKI TEENOI(スキ・ティーノーイ)」とは?

「SUKI TEENOI(スキ・ティーノーイ)」は、タイに行ったら絶対に食べたい「タイスキ」を「ビュッフェスタイル(食べ放題)」かつ「低価格(219バーツ)」で堪能できるレストランです。
一昔前は「199バーツ・タイスキ・ビュッフェ」のレストランがタイのいたるところに点在していたのですが(現在はあまり見かけなくなりました)、「スキ・ティーノーイ」は「清潔度・品質・新鮮度」で明らかに上位互換と考えてよいです。
「スキ・ティーノーイ」は「MKレストランの食べ放題バージョン」と言っても納得できます。
タイ人の間では圧倒的人気なのですが、日本人を含めた外国人の間では知名度は皆無で「SUKI TEA NOI」とか「スキ・テーノイ」とか呼ばれています。
「ティーノーイ」とは、「弟」とか「年下の子」を呼ぶときによく用いられる言葉なので、「スキ・ティーノーイ」と(特にタイ人と話すときは)間違えずに覚えておくとよいと思います。
スキ・ティーノーイのメニュー


スキ・ティーノーイのメニュー紹介です。
各テーブル脇に、ラミネート加工されたメニュー表が置かれています。
表面が「肉・魚類」、裏面が「野菜・ジュース類」となっています。
値段は、「肉・魚・貝・野菜・麺・ご飯」などどれだけ注文しても219バーツ(プラスVAT7%)です。
ただし、ジュースは別料金です。ジュースは、ドリンクバー方式(リフィル飲み放題)で39バーツ(プラスVAT7%)です。
つまり、219+39+VAT7%で1人当たり「276バーツ」で、タイスキが「食べ放題・飲み放題」となります。
メニューにある卵は、安全のため鍋で火を通してから食べるようにしましょう!!
タイ(特にイサーン地方)では、「豚肉スライスに卵を絡めてから鍋に入れて食べる(チムチュム・スタイル)」のが一般的です。
また、別料金(35バーツ)ですが、ココナッツなどのアイスクリームも数種類販売されています。
スキ・ティーノーイの注文方法

スキ・ティーノーイは、人気店です。
まだ、店舗拡大がされる前は「1時間30分待ち」なんてざらにありました。
現在でも、店舗や時間帯によっては「1時間待ち」などは普通にありますので、時間に余裕のある日を選ぶのがストレスなく食事するコツです。
「スキ・ティーノーイ」のデメリットですが、「外国人に優しくない」ところです。
テーブル脇に置かれているメニューには、辛うじて英語が書かれていますが、客層がほぼ100%タイ人なので英語でのサービスは期待できないと考えてよいと思います(MBK店などバンコク都心は英語対応OKの可能性あり)。
「入店」から「支払い」まで、初めて訪れる方向けに解説していきます。
- 入店しカウンターで人数を伝えます。
- 順番待ちの場合は整理券を渡されます。すぐに入店できる場合は4⃣へ。
- 「店内」もしくは「整理券番号が呼ばれる待合エリア」で順番を待ちます。
- カウンターで「ビュッフェ」「人数」「スープ2種類」「ドリンクの有無」を伝えます。
- QRコード付きレシートを受け取ります。
- レシートに書かれているテーブル番号に着席します。
- 「レシートにあるQRコード」を「スマホ」で読み込み注文します。
- 同時にドリンクを注文した方は、店舗内にあるドリンクバーコーナーに飲み物を取りに行きます。
- 料理が来たら食事をします(制限時間120分)
- 料理が終わったらレシートをカウンターへ持って行きお会計をします。
以上です。指差しでもなんでも何とかなりそうな気になりましたでしょうか?
それでは、それぞれ補足していきます。
まずは、1⃣カウンターでの人数の伝え方です。
「2人です」と言いたいときは「ソーン・ティー」です。「数字」+「ティー」で表現できます。(人を表す「コン」でも間違いではありませんが、レストランなどの席を表すときは「ティー」を使うのが一般的です。)
次に入店する際の4⃣注文方法です。
「บุฟเฟ่ต์:ビュッフェ」「สี่ที่:シーティー(4人)」「ซุปน้ำใส(Clear soup):スープナムサイ(クリアスープ)とซุปน้ำดำ(Dark Soup):スープナムダム(すき焼きスープ)」「เครื่องดื่มรีฟิลล์ด้วย:クルアンドゥーム・リフィル・ドゥアイ(お代わり有りドリンクも追加してください)」と順序良く言えば大丈夫です。
繰り返しますと「ビュッフェ」「シーティー」「スープナムサイ・カップ・スープナムダム」「クルアンドゥーム・リフィル・ドゥアイ」でOKです。
スープは次の4種類から2種類選んでください。
- ซุปน้ำใส:スープナムサイ(一般的な透明な出汁スープ)
- ซุปน้ำดำ:スープナムダム(日本のすき焼きスープ)
- ซุปต้มยำ:スープトムヤム(トムヤムスープ)
- ซุปหม่าล่า:スープマーラー(麻辣(マーラー)スープ) プラス49バーツ
麻辣(マーラー)スープのみ別途49バーツが発生します。
麻辣スープは、「辛さが苦手な方」「お腹を壊しやすい方」は避けておいたほうが無難です。
ドリンクも注文するときは「เครื่องดื่มรีฟิลล์ด้วย:クルアンドゥーム・リフィル・ドゥアイ」と言います。
ドリンクが要らない場合は「ไม่เอาเครื่องดื่ม:マイアオ・クルアンドゥーム」です。
カウンターで注文を伝えると「QRコード付きレシート」を渡されますので、レシートに書かれているテーブル番号へ向かいます(基本的に、店員は案内しませんので、自分自身でテーブルへ向かいます)。
席に着いたら、QRコード付きレシート「QRコード部分」をスマホで読み取り、注文します。
開店当初からしばらくは、テープルに備え付けられている「注文用紙」にチェックを入れて店員に渡す方式だったので、切り替わっていない店舗の場合(レシートにQRコードが無い)は注文用紙で注文します。


料理を待っている間、「ドリンクバー」を注文した方は「ドリンクバーコーナー」に飲み物を注ぎに行きます。
「コップ」「氷(アイス)」「ストロー」「飲み物」全てが「ドリンクバーコーナー」に設置されています。
また、「ドリンクバーコーナー付近」には「ピザ」や「スナック(揚げ物)」が置かれており、そちらも無料です。


店員さんが「スープの入った鍋」を設置したら試合開始です。
ビュッフェなので好きなだけ注文して、満足いくまで食事を楽しみましょう!!
肉スライスは「大サイズ」「小サイズ」があります。
肉の品質については、スーパーで売っている肉スライスとほぼ同じで、臭みは全くありません(冷凍)。
ただし、魚類、特に「貝類」「海藻」は臭みが気になる場合がままあります。
食べられないほどではありませんが、最初から完璧を求めすぎると失望するので最初にお伝えしています。


肝心の「タイスキのタレ」は、テーブル脇に置いてあります。
タレは「オリジナル・スキソース」「トラディショナル・スキソース」「ゆず・ポン酢」の3種類です。
こだわりがないようであれば、「オリジナル・スキソース」と「ニンニク」「青唐辛子」をたっぷり混ぜたソースが一番おいしいです。
「トラディショナル・スキソース」は「イェンタフォー」の癖のある味、「ゆず・ポン酢」は想像している日本の「ゆずぽん」となんか違う違和感のある味です。
テーブルに用意されている小皿にソースを準備して、具材を湯がいてソースにディップして食べるのがタイスキです。
具材は「冷凍」かつ「問題なくきれいな色」をしているので安心感はありますが、念のため色が変わるまでしっかりと茹でるように心がけましょう!!
食べ終わったら、「QRコード付きレシート」をカウンターへもっていって会計して終了です。
最初に行くときは抵抗がありますが、一回行ったらもう他のタイスキレストランには行けません。
人気店であることを実感できる満足いくレストランと感じること間違いなしです。