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ワットマハーブット(メーナークプラカノン)の伝説と見どころ

ワットマハーブット(メーナークプラカノン)

ワットマハーブットは、メーナークプラカノンとも呼ばれ地元の方に人気の寺院です。
メーナークという名の主人公を題材としたホラー映画(幽霊映画)とロマンスの融合として、メーナークプラカノン(Mae Nak Phra Khanong)を始めとしてタイでは多数映画化されています。
また、日本でも愛しのゴースト(2014年公開)やナンナーク(2001年公開)として映画化されました。
その舞台となったワットマハーブットについて紹介します。

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ワットマハーブットの由来

ワットマハーブットは、アユタヤ王朝末期の1672年に建てられた歴史のあるお寺です。
当時、この地域にはお寺が無く、村人たちはワットラーチャブラナ(ワットリアップ)に住んでいた高僧を呼びます。
この地域に留まるようにお願いし、高僧と村人によって設立されたため、高僧の名マハーブットから命名されました。

メーナークプラカノンの伝説

この伝説がいつ始まったのかは定かではありませんが、1700年代半ばのアユタヤ王朝時代から1800年代のチャクリー王朝時代にかけてとされています。
メーナークとは、メー(แม่)はお母さん、ナーク(นาค)は名前で、直訳するとナークお母さんになります。
このメーナークは、出産時に難産で亡くなってしまいますが、夫を愛するあまりにピー(ผี:お化け、精霊)となって現れるというあらすじになっています。

主人公のナークは村長の娘、その恋人マークは村長の庭師として働く貧しくも働き者の男だった。ナークとマークは親密な関係になっていくが、このことを快く思わない村長は、金持ちの中国人と娘の縁談を進めた。それを知ったナークは家出をしてマークと結婚した。

ナークは妊娠するが、時を同じくしてマークは徴兵される事となり村から出ることとなった。その後ナークは産気づいたが、難産でおなかの子共々死亡した。

一方兵役中のマークは戦場の駐屯地で、夫への愛情と未練からピー・プラーイ(難産で死亡した女性の霊、悪霊)になったナークとその赤ん坊に出会う。

マークはナークに家を空けて来たことを叱った後、家族で一緒に夜を過ごしたが、朝になるとナークと赤ん坊は消えていた。

兵役を終了し家に戻ると、ナークが亡くなった事実を知る。しかし、家ではナークが何事もなかったように家事をしていた。

ナークとマークはしばらく一緒に過ごしていたが、ある日ナークは唐辛子を砕く杵を取り落とし、尋常の人間ではできないほど長く手を伸ばして縁側に腰掛けたままそれを取り上げる。

それを目にして驚き、ワット・マハーブットという寺院に駆け込み僧に助けを求める。しかし僧達は経を唱えるのが精一杯で何もできずにいた。

その間にもナークはどんどん凶暴になっていき、近づいた人を手当たり次第呪い殺した。

その時、どこからともなくネーン・チウ(チウ少年僧)と呼ばれる高徳で霊感の高い少年僧が現れ、ナークを退治した。その骨は骨壺に収められ運河に投げ捨てられた。

引用:ウィキペディア

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ワットマハーブットの見どころ

ワットマハーブット メーナーク像
メーナーク像

ワットマハーブットの本堂には、伝説のメーナークが祀られています。
ワットマハーブットの敷地内には複数のお寺がありますが、本堂は入口から最も離れた運河沿いにあります。
本堂の近くには、宝くじ売り場をはじめとした小さなお店が連なっており、参拝客も一目散に目的地を目指すので分かるかと思います。

本堂内のメーナーク像は金箔で覆われており、横には赤ん坊と一緒にいます。ただし、像に金箔を貼ってはいけません(後ろの看板にタイ語で金箔を貼らないでくださいと書いてあります)。
また、前方には賽銭箱があり(メーナークの手に供える方もいる)、20バーツ前後のお札を供えて安全と幸運を祈願します。
ワットマハーブットは、くじ引きによる徴兵制のタイにとって、くじに当たらないようお願いする寺院として有名です。
メーナークが、夫が軍隊に行くことで引き離されてしまったため、軍隊をひどく嫌っていたという事から由来しています。
それが転じて、くじ運が良くなるお寺として、宝くじにも適用されるようになりました。
また、運河沿いにある事からロイクラトンの日には多くの人が集まります。

ワットマハーブットへの行き方

ワットマハープットは、プラウェートブリーロム運河から続く下流のプラカノン運河沿いにあります。
ただし、プラカノン運河ボートは停船しないため、オンヌット通りから行く事になります。
メーナークプラカノンは、プラカノンの名がついていますが、1997年の区域変更により現在はオンヌットエリアに属しています。
最寄り駅はBTSオンヌット駅です。
オンヌット(スクンビットソイ77)ソイ7にあるので、歩いて行く事もできますが駅から2km(徒歩30分くらい)前後あるので、
駅からスクンビットソイ77まで歩き、ビッグC前からソンテウに乗りソイ7の手前で降りていく人が多いようです。
※ソンテウは中に備え付けられているブザーを押すと近くに停まってくれます。

オンヌット駅
オンヌット周辺地図

オンヌット周辺地図 交通機関(駅・バスターミナル) 1.BTSオンヌット駅 BTS近隣の駅 (モーチット方面) E8 プラカノン駅 ⇑ E9 オンヌット駅(Onnut・อ่อนนุช) ⇓ E10 バ ...

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