【スネークブランド】クーリングパウダーの成分と使い方

スネークブランドのクーリングパウダーは、タイのスーパーやコンビニで手軽に購入できる制汗パウダーです。
正式には、スネークブランド・プリックリーヒート・クーリングパウダー（SNAKE BRAND PRICKLY HEAT COOLING POWDER）と言い、タイ人には「ペーンイェントラーングー（ペーン：粉、イェン：涼しい、トラー：ブランド、ングー：蛇）」と呼ばれ、その安さと手軽さから親しまれています。
暑い季節には欠かせないクーリングパウダーの成分と使い方を紹介します。

1 スネークブランドとは
2 スネークブランド・クーリングパウダーの種類
3 スネークブランド・クーリングパウダーの成分
4 スネークブランド・クーリングパウダーの使い方と注意点（副作用）
5 スネークブランド・クーリングパウダーの効果・効能

スネークブランドとは

スネークブランドのクーリングパウダーには、矢に刺さった蛇が描かれています。
「蛇は毒である」という意味から病気を表現し、「蛇に刺さる矢」から病気の予防と治療を表しています。
スネークブランドは、ブリティッシュ・ディスペンサリー社という元々はイギリスの会社で生まれた商品です。
1928年に、タイの起業家により買収され、現在は、タイを拠点に展開していますが、同じイギリス発祥でタイ国内に多くの支店を構える薬局チェーン「Boots（ブーツ）」とつながりが深いのはこのためです。

スネークブランド・クーリングパウダーの種類

スネークブランドのクーリングパウダーは、赤色の「クラシック（Classic）」、紫色の「ラベンダー（Lavender）」、ピンク色の「クールピンク（Cool Pink）」で構成され、限定で青色の「オーシャンフレッシュ（Ocean Fresh）」などが発売されたりします。
また、赤色のクラシック（Classic）だけ名称が固定で、他の色はフレンチラベンダーになったり、サクラフレーバーになったり名称が変更になります。

スネークブランド・クーリングパウダーの成分

スネークブランド・クーリングパウダーの主成分は同じで、各種類ごとに香り（フレーバー）が異なります。
一番人気であるクラシックの成分を列挙します。

タルク（Talc）
カオリン（Kaolin）
樟脳（Camphor）
香水（Perfume）
メントール（Menthol）
トリクロカルバン（Triclocarban）

タルク（滑石）は、制汗剤やベビーパウダーの主原料、一部の化粧品や医薬品にも使用されている鉱物です。
但し、日本国内では禁止されていませんが、タルクにアスベストが含まれ、発がん性の可能性があるとして、北米ではベビーパウダーの販売を中止する方向（引用：BBC日本版）で動いています。
クーリングパウダーに限らず、制汗剤やベビーパウダーを使用の際は、懸念があることを認知しており必要があります。

カオリンもタルク同様の鉱物で、粘土質の物質で磁器の材料として使用されています。
樟脳（カンファー）、メントールは、清涼感を出す製品で数多く使われています。血行促進や鎮痛作用があり、湿布やかゆみ止め、リップクリームなどに使用されています。
トリクロカルバンは、抗菌石鹸、薬用石鹸と呼ばれる石鹸に入っている抗菌物質です。
トリクロカルバンは、タルク同様に日本では禁止されていませんが（現在は禁止になっています：ビオレUハンドソープにも含まれていましたが、現在は使用していません）、アメリカでは環境ホルモンの可能性があるとして、水で洗い流す石鹸や洗剤の販売を規制しています。
つまり、スネークブランド・クーリングパウダーの成分は、日本では禁止されていないけど、海外では規制がかかっている成分が含まれている事になります。

スネークブランド・クーリングパウダーの使い方と注意点（副作用）

スネークブランド・クーリングパウダーは、上部に貼られているシールをめくると、胡椒や塩の容器のように、適量がかけられる容器になっています。
シールを完全にはがしてしまうと蓋できなくなってしまうのでご注意を。
汗疹（あせも）を緩和する仕様になっており、また、塗布することでヒンヤリとした清涼感を受けることができます。
シャワーを浴びた後に、体を乾燥させ、適量を汗疹が気になる部分や火照った場所に塗布します。

なお、使用可能年齢は１２歳以上になっています。
副作用として、不快な灼熱感やかゆみ、皮膚が赤く腫れる場合があります。