タイには「4つの耳」と「5つの目」を持つ「シーフーハーター」という怪物の伝説があります。
タイ語で「สี่หูห้าตา」と書き、それぞれ「สี่:シー(4)」、「หู:フー(耳)」、「ห้า:ハー(5)」、「ตา:ター(目)」の意味があります。
4つ耳5つ目の怪物「シーフーハーター」について解説していきます。
シーフーハーターとは?
シーフーハーターとは、タイ語の直訳通りに4つ耳5つ目を持つ怪物の事です。
チェンライ市街にある「ワットプラタートドーイカオクワーイゲーオ」というお寺が伝説の発祥と言われています。
チェンライのお寺をはじめ、一般的に「แมงสี่หูห้าตา:メーンシーフーハーター(メーンは蜘蛛のこと)」として祀られる場合が多くあります。
伝説によるとメーンシーフーハーターは、真っ赤に熱された石炭を食べ、金の糞をするといいます。
そのことから転じて、金運を招く縁起物として参拝されています。
シーフーハーターはどこにいるの?
シーフーハーターは、チェンライ県ワットプラタートドーイカオクワーイゲーオが発祥とされています。
従いまして、チェンマイ県やランプーン県などのタイ北部地方にある場合が多いです。
バンコク近郊だとノンタブリー県のスビンニミット財団敷地内に建てられています。
タイ最大のシーフーハーター(4つ耳5つ目)
タイ最大のシーフーハーター(4つ耳5つ目)はバンコクのお隣ノンタブリー県にあります。
上記の「ムーンラニーティースビンニミット」がその場所で、英語で「Subinnimit Foundation」、日本語で「スビンニミット財団」の敷地内にあります。
駐車場入口に管理人がいますが、駐車場代や入場料などは無料です。
ノンタブリー県のシーフーハーターは、高さ24メートルの巨大な像で、左手に黄金袋をもっている所がいかにも金運アップを予感させます。
足から下は黄金(のお金)で溢れています。
周りに高い建物などは皆無で、写真撮影がかなり難しいです(逆光のため)。
シーフーハーター像は北向きに建っていますので、快晴の日はカメラマン泣かせです。
タイ最大のシーフーハーターへの行き方
タイ最大のシーフーハーターがあるスビンニミット財団は、プラパマハーサワット運河沿いにあります(マハーサワット運河(คลองมหาสวัสดิ์)ではないことに注意)。
最寄り駅は、MRTパープルラインの終点「クローンパーンパイ駅」もしくはセントラル・ウエストゲートのある「タラートバーンヤイ駅」になります。
徒歩で行ける距離ではないので、車かタクシーで行くことになりますが、タクシーはかなりハードルが高いです。
セントラル・ウエストゲート前の国道9号線(通称:アウターリング道路)は大通りなので、タクシーは簡単に捕まえられます(遠回りになりますがウエストゲート内の方が安全です)。
道順としては、「国道9号線~県道1009号線~プラパマハーサワット運河沿いの土手道」で着きます。
但し、スビンニミット財団で付近にタクシーは皆無です。
土手沿いの道を歩いて北に向かい大通りの「県道1009号線」まで出ればタクシーを捕まえられる可能性はあります。
行きもタクシードライバーが知っているとは限らないので「Grabタクシー」で目的地指定をするのがベストです。
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