カムペーンペットはタイ北部の県で、ナコーンサワンとスコータイ・タークの間に位置しています。
このカムペーンペットにある「カムペーンペット歴史公園」は、スコータイ王朝の遺跡の1つで、「カムペーンペット歴史公園」、「スコータイ歴史公園」、「シーサッチャナーライ歴史公園」の3つは、「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」として「世界文化遺産」に登録されています。
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スコータイの観光スポット【スコータイ歴史公園&シーサッチャナーライ歴史公園】
スコータイはバンコクから北へ約420kmの場所、そしてピッサヌロークの隣町で古代遺跡のある都市です。タイ族による最初の王朝(スコータイ王朝)が発祥した都市として有名で、ラムカムヘーン王によりタイ語が作 ...
カムペーンペット歴史公園は、「城壁内」と「城壁外(アランヤイック地区)」の2か所に場所が分かれています。
目次
カムペーンペット歴史公園の観光地図
上記地図の青色が「城壁内」、オレンジが「城壁外(アランヤイック地区)」になります。
カムペーンペット歴史公園城壁内の観光スポット
カムペーンペット市街地(城壁内)にある歴史公園は、ピン川のすぐ東側に位置し、川の堀に合わせてある城壁は、北側が2,403メートル、南側が2,150メートル、東側が540メートル、西側が220メートル続いています。
城壁の4隅に要塞があり、城壁には10の出入り口があります。
カムペーンペットの城壁は、ビルマの攻撃を撃退するために強いラテライトで建設されています。
また、1991にカムペーンペットの古代遺跡は、スコータイの古代遺跡群と合わせてユネスコの世界文化遺産に登録されました。
カムペーンペット歴史公園城壁内もさらに、分割していて、
- 「ワットプラケーオ」と「ワットプラタート」の2か所(有料エリア)
- その他
に分けられます。
城壁内の中心部には、ラックムアンと呼ばれる守護神を守るための柱が祀られています。
タイ人の多くはラックムアンで参拝するために訪れ、さらに内側にある遺跡まで訪れる人はまばらです。
内側の遺跡は100バーツと有料であり、ワットプラケオ、ワットプラタート、宮殿跡の3つからなりますが、原形をほぼとどめておらず、案内板には復元図が描かれていますが推測の域を出ません。
このワットプラケオは、タイで最初にエメラルド仏が安置されていた場所とされていますが、確たる証拠はありません。
多くの仏像は、アユタヤと同じような悲惨な状態になっており、唯一の見どころはワットプラケオの涅槃仏とワットプラタートのチェディのみとなっています。
敢えて、外から撮影した写真を並べてみました(外からでもある程度見ることが出来ます)。
恐れずに言わせてもらうと、100バーツも徴収するならちゃんと管理しろと!!
それができないなら、無料で見せろと!!
遺跡に関する説明がないから、入場しても何も頭に入ってこないし、何の感動もありません。
カムペーンペット歴史公園城壁内その他
カムペーンペット歴史公園城壁内その他のエリアは、柵に囲まれた「ワットプラケーオ」「ワットプラタート」以外の場所になります。
- 入場料:100THB
- 営業時間:8:00~18:00
カムペーンペット歴史公園城壁外の観光スポット
カムペーンペット歴史公園城壁外も同様に2か所に料金所があります。
城壁外の歴史公園は、意外に広いので「自転車」があると便利です。
カムペーンペットで有名な象の写真は、この「ワットチャーンローブ(Wat Chang Rob)」です。ワットチャーンローブは、14~16世紀に栄えた古代遺跡で、カムペーンペット歴史公園の丘で最も標高が高い場所に位置しています。 丸い鐘型のチェディは上部が欠けてしまっていますが、特徴的なのは各31メートルの正方形に前半分にだけ68頭の象が並んでいる土台です。 今は屋根等がなくむき出しになっていますが、池からチェディに向かうよう建っているウィハーン(礼拝所)の跡も見ることができます。 ワットチャーンローブは、この地域にとって特別な場所であったことがうかがえます。
その他に、ワットシン(Wat Singha)、ワットプラシーイリヤーボット(Wat Phra Si Ariyabot)、ワットプラノーン(Wat Phra Non)が遺跡として形状を残しており、ワットチャーンローブからカムペーンペット市街地に向かう方の出口側に点在しています。
カムペーンペット歴史公園以外の観光スポット
歴史公園以外にバスターミナル裏手にすごくきれいなお寺があったのでご紹介します。
ワットプラボロムタートチェディーヤーラーム(Wat Phra Borommathat)
もともときれいなのは確かですが、遺跡を見学した後に行くと、さらに感動します。
バナナマーケット タラートクルアイ
カムペーンペットは、タイ語でクルアイカイと呼ばれるモンキーバナナの産地です。
市街地から国道1号線を少し南下した場所に、バナナマーケット(タラートクルアイカイ)があります。
バナナマーケットは、約300メートルほどバナナの専門店が並んでいます。
販売されているものは、どの店もほぼ同じで、
- バナナの苗木
- モンキーバナナの房売り
- モンキーバナナのドライチップス
です。
バナナの苗木は、バナナの木ができる苗木でなんと20バーツで販売されています。
日本には検疫で持って帰れないと思いますし、タイでも広い庭をお持ちの方でないと需要はないと思いますが。。。
そして、モンキーバナナが枝から切られて房で販売されています。
1房50本くらいついているのでしょうか。値段は280バーツ前後なので、高いのか安いのか微妙なところです。
新鮮なバナナであることは間違いありません。
そしておすすめが、バナナのドライチップスです。
私自身はバナナがあまり得意ではないのですが、それを覆すほどのおいしいドライチップスです。
ちょうどいい甘さ(甘いけど、くどくない)のチップスは食べ始めると止まりません。
1袋35バーツ(結構量が入っています)、3袋100バーツで販売されています(量り売りもあり)。
塩が効いたドライチップスなどもあり、味見しろと全部差し出してくるので、お好みの味を選ぶことができます。
余談ではありますが、カムペーンペットはバナナの産地であるだけあって、ガソリンスタンドでガソリンを入れるとバナナチップスがもらえる事があります。
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カムペーンペット県の地図とホテル紹介
カムペーンペット県は、タイ北部に位置し、ナコンサワン県、ピチット県、ピッサヌローク県、スコータイ県、ターク県と隣接しています。カムペーンペット県は、スコータイと同じくユネスコの世界遺産に登録されていま ...