サケーオは、タイの最東端に位置する県で、カジノで有名なポイペトのあるカンボジアと国境を接しています。
サケーオ県の外れ、ポイペトとの国境の町であるアランヤプラテートにあるローンクルアマーケットは、タイ最大の敷地面積と安さを誇るマーケットで、バンコクにある一部の店舗はこのローンクルアマーケットで仕入れているとも言われています。
サケーオの観光地は、クメール時代の影響を受けた遺跡群が有名です。
目次
サケーオ周辺の観光スポット
サケーオ周辺の観光スポットを紹介します。
パンシダ国立公園Pang Sida National Park
パンシダ国立公園は、サケーオ市街地から比較的近いため(片道約30km)、多くの観光客が訪れます。
パンシダ国立公園=蝶々と言わんばかりあらゆる看板とセットで蝶々が羽ばたいています。
こちらのパンシダ国立公園の滝目前の看板にも蝶々がいます。
森(パンシダ国立公園の滝)に入る前の駐車場横のベンチにさっそく蝶々を発見しました。
ただし、これって日本では蛾っていうんじゃないんですか?
蝶々と蛾の違いがわかりませんが、たしかに看板横にある蝶々もこの色(茶色)ですね。
パンシダ国立公園の滝は、すごい水量ですね。。。
これ、看板です。実際の滝は下の写真になります。
全然、滝じゃありません。これは、ただの岩です。。。
国立公園の入口で、管理人に「マイミーナーム」と言われましたが、これほどまでに干からびているとは。。。
ちなみに、7月後半に訪れました。
7月といえば、タイでは多くはないものの一応雨季にあたる時期です。
この時期で、この水量とはいったい、いつ行けば滝は見られるのでしょうか。。。
ところどころが水たまりになっているので、家族連れで水遊びをしている方もいます。
パンシダ国立公園は、カオヤイ国立公園同様にユネスコに「ドンパヤーイェン―カオヤイ森林地帯」として自然遺産登録されています。
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ナコンラチャシマー観光のおすすめスポット
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ラックムアン The City Pillar Shrine
サケーオにあるラックムアンは、市内から車で10分ほど東へ向かったカンチャナピセーク公園内にあります。
中央と四方の角に同形状の計5つの塔で形成されており、中央の塔が礼拝所になっています。
サケーオ市民の団結を目的として1996年に建てられ、毎年9月に式典が催されます。
6:00~19:00まで参拝・見学が可能です。
アランヤプラテート周辺の観光スポット
アランヤプラテート周辺の観光スポットを紹介します。
サドック・コック・トム寺院
サドック・コック・トム寺院はサケーオ県東部、カンボジア国境近くにありタイ東部で最大のクメール寺院があったとされています。
9~15世紀に栄えたクメール帝国によって建造され、ヒンドゥー教崇拝の場所となった寺院です。
サドックコックトムの全体図です。
敷地の左側には外壁を擁するクメール様式の寺院、右側には寺院の数倍の大きさを誇る貯水池があります。
タイ東部のクメール寺院は、建物は砂岩とラテライトで建造され、礼拝所とセットで大きな池があるのが特徴です。
※プラチンブリーの観光名所
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プラチンブリの観光スポット
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サドックコックトムの入口を入ると真っすぐに数百メートルの通路があり、さらに突き当りから東側の土手を上ると貯水池、西側に約200メートル行くと寺院があります。
通路自体は平坦で歩きやすいのですが、寺院まで距離があります。
通路を真っすぐ歩いて行くと、ヒンドゥー教寺院の特徴である外壁の門(ゴープラ/ゴープラム)があります。
外壁はただの壁ではなく、内側が通行できるように2重構造になっています。
そして中央部には、クメール様式の塔が建っています。
正面から撮影すると逆光で暗かったため、写真は横から撮ったものになります。
正面からは階段を上って塔に入ることができます。
そして、正面以外の3か所には偽のドア(入口が塞がれている)があることが分かるかと思います。
寺院は保存状態が良く、通路もきれいに整備されいるため一見の価値ありです。
実は、このサドックコックトムは、日本とも関連の深い場所です。
2003年に日本のNGOが1年を掛けて重要な遺跡であるサドックコックトムの地雷撤去を行うことで、
それまで立ち入り禁止区域だったエリアが解放され、見学ができるようになりました。
https://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/0708j.html
※残念ながら記事が削除されてしまったようです。
元来た道を戻り、敷地の東側にある貯水池を見てみます。
池の水自体はほとんどありません。
奥に長い列が続いているので、気になって近づいてアップで撮影。
なんと牛たちが順番待ちで水を飲みに来ています。
礼儀正しく並んでいる牛たちが見れたらラッキーですね。
プラサート・カオノイ
プラサート・カオノイは、アランヤプラテート市街地から南へカンボジアの国境近くにある遺跡です。
プラサートカオノーイというタイ語を訳すと、小さな山(丘)の城という意味で、丘の頂上に遺跡があります。
プラサートカオノイは、アランヤプラテート市街地から県道4001号線を南下した場所にあります。
Google Mapでナビゲーションしてもらうと、プラサートカオノイの裏手側にある道を車で上るように案内されますが、無難に県道沿い表側にある入口(ピンクの道石が目印)から入り、駐車場に車を停め、階段で上るのが無難です。
駐車場脇には見事なお寺(ワットカオノイ)がありますが、そこまでの道がない(芝生を通っていくのか?)という不思議な光景があります。
プラサートカオノイの遺跡は、丘の上に伸びる階段を登った頂上にあります。
階段を登ると広場に出ますが、そこからさらに上に上る階段が続いています。(南側(裏手側)の道を車で上がると広場まで車で行くことができます。)
丘の高さは約130メートルで、階段数は254段になります。
頂上には3つのクメール様式のプラーン(Prang)がありますが、中央部のみ塔の形を残していて、左右のプラーンは基礎のみとなっています。
このプラーンはクメール王朝成立前の、いわゆる扶南王国や真臘王国と呼ばれている時期(7世紀前後)に建てられたものとされていて、タイ各地にあるクメール遺跡の中でも古い遺跡のひとつです。
また、右側のプラーンの前では、まぐさ石と呼ばれる装飾された石を見ることができます。
ただし、こちらのまぐさ石はレプリカで、本物はプラチンブリー国立博物館で展示されています。
登るのは大変ですが、平地が広がるアランヤプラテートとポイペトの景色を見ることができます。
但し、舗装されていない山ですので足元には十分に気を付けてください。
ラルLalu
アメリカのグランドキャニオンならぬ、タイのスモールキャニオンがこの「ラル」です。
自然にできた岩石の形状は、何とも言えない幻想的な風景をみせてくれます。
ただし、この場所は縄張り意識が強く、ラルの入り口(市街地)に停車している観光客向けソンテウ(耕耘機に荷台を乗っけた乗り物)で案内されます。もちろん、いい値です。
ここで値段を言うのは、ここで働く人たちの収入減を壊してしまうことになりかねないので秘密にします。
値段交渉をしてみて下さい。
※サケーオの地図
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サケーオ県の地図
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