タイ人にとってアユタヤの聖地と言えば、このワットヤイチャイモンコンになります。
ワットヤイチャイモンコンは、アユタヤ歴史公園から少し離れた場所に位置していますが、タイ人からはとても人気のある寺院です。
ワットヤイチャイモンコンの歴史
ワットヤイチャイモンコンとはタイ語で「วัดใหญ่ชัยมงคล」と書きます。
「วัด:ワット」は「お寺」、「ใหญ่:ヤイ」は「大きい」、「ชัย:チャイ」は「勝利」、「มงคล:モンコン」は「縁起の良い・幸運な」を意味します。
直訳すると「縁起の良い大きな勝利のお寺」という意味になります。
なぜそのような名前になったのかを下記に説明します。
ただし、史実には諸説あります。下記説明は、ワットヤイチャイモンコン内にあるタイ語及び英語の看板を要約したものになります。
※「ワット・パゲーオ」は「ワット・ヤイ・チャイモンコン」とは別の場所に存在していたという説もあります。
ワットヤイチャイモンコンのみどころ
ワットヤイチャイモンコンの見どころをレプリカをもとに紹介します。
- 仏塔(チェディ):敷地中央部
- 白い大仏:仏塔奥
- 本堂:仏塔手前
- 涅槃仏:仏塔右手前
- カメの住む川:敷地手前
- ラーマ5世の祠:川を挟んでさらに手前
レプリカだけだとイメージが伝わりづらいので実際の全景写真を掲載します。
緑の芝と歴史ある仏塔のコントラストが絶景です。
尚、ワットヤイチャイモンコンの象徴である仏塔は、同じくアユタヤにあるワットプーカオトーンの仏塔に対抗して建設されたといわれています。
ワットプーカオトーンは、アユタヤ北西部にあるナレースワン大王像のモニュメント近くにあります。
ワットヤイチャイモンコンの巡り方
ワットヤイチャイモンコンの入り口(駐車場入口)には、巨大な看板で参拝客、観光客を待ち受けてくれています。
また、入り口近辺には、タイ料理屋が数多く並んでいますので、ここでランチをとっても良いと思います。
ページ下記にも紹介しています。
アユタヤ名物のカラフルなトゥクトゥクです。
トゥクトゥクを利用して、次の目的地まで行く事ができます。
入口の脇に申し訳なさそうに入場券売り場があります。
チケットは20バーツです。なお、アユタヤ周遊1日チケットを購入していれば、料金に含まれています。
入り口を入って真っ直ぐ進むと右手側に大写真の巨大寺院が、入り口を入ってすぐ左側に進むと涅槃仏がいます。
レプリカでは、屋根付きの建物になっていましたが、現在は建物の面影を残すだけとなっています。
ガイドツアーでは、涅槃仏経由で寺院へ向かうようです。
入口からまっすぐ行っても、涅槃仏を経由してもいずれにせよ仏塔手前の本堂に到着します。
本堂手前の売店にお参りグッズが販売されています。
いよいよお待ちかねの仏塔です。
仏塔へは、本堂の建物沿いに奥に進んでいくとあります。
仏塔の周りの黄色の袈裟を羽織った仏像が並んでいる姿は圧巻です。
さて、仏塔の階段を多くの人が登っていますが何があると思いますか?
ネタばらしになるので、写真の掲載は控えますが、面白い体験ができますよ。
タイバーツの小銭(1、5、10バーツ等)を用意して登ってみましょう。
※看板で注意喚起していますが、財布を後ろポケットに入れている人は、スリには十分に気をつけましょう!!
寺院の上から見る景色も絶景です。
繰り返しになりますが、写真を取っている間等もスリに狙われやすいので気をつけましょう。
仏塔の周りを奥に進んでいくと白い仏像を正面から拝むことができます。
寺院の向かい側には川が流れています(お堀になっています)。
そこには、お腹をすかせた亀が泳いでいます。近くの売店でバナナを購入すると、クシ付きのバナナががもらえます(売店は見当たらなくなりました。閉店したのかもしれません。)。
代わりにですが、横に、魚の餌(10バーツ)の自動販売機があります。
バナナを串に刺し亀に与えると、大きく口を開けて食らいついてきます。
初めて、亀が怖いと感じました。。。
是非体験してみましょう。
最後に「サムライ」です。川を渡ってすぐの建物に「サムライ」がいて、多くの人が参拝しています。
タイで、多くの寺院を巡ってきた方にはおなじみだと思いますが、ラーマ5世大王像です。
こちらの祠は、子宝祈願の祠として近隣地域から参拝客が訪れます、
-
アユタヤの超人気穴場観光スポット
アユタヤはバンコクから北へ約100kmの場所にある古代アユタヤ王朝が栄えた都市です。アユタヤへ観光に訪れた方ならわかると思うのですが、「あれ?意外と観光客が少ないな~。」と感じた方もいるのではないでし ...
本当は教えたくないアユタヤでおいしいカオマンガイ屋
アユタヤは世界的に有名な観光地なので、美観を損なわないためにレストランがあまり多くありません。
しかも、観光地ということもあり、値段の割には味はそれほど。。。というレストランも少なくはありません。
そんな中で、ワットヤイチャイモンコンから比較的近く、安い・うまいの2拍子揃ったカオマンガイ屋を紹介します。
ワッチヤイチャイモンコンから約1キロなので、歩くにもトゥクトゥクで行くにも微妙な距離ですが、行く価値は十分にあります。
ハードルを上げるのを恐れずに言うと、バンコクでちょっと有名なカオマンガイ屋さんよりおいしいです。
ただ、残念なことに店の看板からメニューまで全てタイ語オンリーです。
でも、心配しないでください。
注文から会計まで全てを紹介します。
店の名前は、นายชัย ไก่ตอน(ナーイチャイガイトーン)です。
ワットヤイチャイモンコンからワットパナンチューンへ向かう大通り沿いにあり、大通りを横切る線路のすぐ東側にあります。
赤い看板と鳥のマークが目印です。
なぜ私が自信をもっておすすめできるのかというと、店に日本でいう農林水産省が認めたQマークの認定書が飾ってあります。
Qマークの認定書があるレストランは、さほど多くありません。
それだけ素材にこだわっているのがわかります。
さてメニューの紹介ですが、
覚えるのは、上から3つだけで十分です。
- ข้าวมันไก่ทอด(カオマンガイトート) 50バーツ
- ข้าวมันไก่ทอด(カオマンガイトート) 50バーツ
- ข้าวมันไก่ผสม 2 อย่าง(カオマンガイパソム 2(ソーン)ヤーン) 60バーツ
3つの違いは、お米の上に乗っている鶏肉の種類の違いです。
トムは茹でた鶏肉、トートは揚げた鶏肉、パソムは茹でた鶏肉と揚げた鶏肉の2種類が
入っています。
揚げ物が苦手な方以外は、お得なカオマンガイパソムを注文するといいと思います。
カオマンガイの注文の流れ
まず、お店に入って席につきます。店員が誘導する場合を除いて、基本的に空いている席ならどこでも構いません。
着席すると、店員が注文を受けに来ます。
メニューはありません。壁に貼られている上記の写真がメニュー表です。
店員に、カオマンガイパソム(2人の場合はカオマンガイパソム ソーン、3人の場合はサーム、4人の場合はシー)と注文します。
注文してしばらくすると、ナムチム(カオマンガイのたれ)とスープが来ます。
その際に、水が来なかった場合はเอาน้ำแข็ง:アオナムケン(氷ちょうだい)と言いましょう。
氷が入ったコップが来ます。水はテーブルに備え付けられている水を注ぎます。ペットボトルは有料(10バーツ)、水筒に入っている水は無料です(水筒に入っている水も結局は市販されている水を詰めているだけなので同じ水です)。
また、ナムチムは子供でも食べられるように辛さが抑えめになっています。
辛いのが好きな方はเอาพริก:アオプリック(唐辛子ちょうだい)と言って唐辛子をもらいましょう。ちなみに、唐辛子が入ったタッパーにはジンジャー(すりおろしショウガ)も入っています。
お好みに合わせて、唐辛子とショウガを備え付けのスプーンですくってナムチムに入れて味調整しましょう。
ちなみに、水の横にある赤いボトルはチリソース(タイのマクドナルドにある透明のちょっと甘いチリソース)です。
ナムチムと一緒に来るスープはお飾りみたいなものであまりおいしくありませんので飲まなくてもいいと思います(どこの店もおいしいスープはあまりありません)。
カオマンガイパソムが登場です。
写真は少なく見えますが、カオマンガイとしては少し大きめです。
ご飯をもっと食べたい場合は、注文時にพิเศษ:ピセーと言うと大盛にできます。
見た目で想像できますが、揚げた鶏肉のがカリッカリに揚がっています。
ご飯の味付けといい、ナムチムの味といい、かなりおいしいです。
左側にある白いのは、内臓系(レバーと腸?)でゴムみたいな触感ですが、臭みは全くありません。
内臓系が好きな方には、2度おいしい。
食べ終わったら店員にチェックビンといえばお会計してもらえます。
店員が会計でいくらと言ってくれますが、わからない場合は、水(氷)は無料なので、50バーツ、60バーツと計算してください(サービス料などはありません)。
お腹もお財布も満足のカオマンガイ屋に是非足を運んでみてください。