ナコンパトムはタイ中部、バンコクの西隣の県で、カンチャナブリーとの間に位置しています。ナコンパトム県のパトムとは、タイ語で「最初の・起源の」という意味があり、直訳すると最初の町という意味になります。西暦6世紀前後に建造されたチェディー(パゴダ)が市内中心部に点在しており、ナコンパトムの観光スポットになっています。
ナコンパトムとナコンパノムでよく混乱してしまいますが、バンコクに近い方が「ト」ナコンパトムです。ちなみに、ナコンパノムはイサーン地方のラオスとの国境いにあります。
目次
ナコンパトムの観光地図
ナコンパトムの観光スポット
プラパトムチェディーPhra Pathom Chedi
プラパトムチェディーは、ミャンマーにあるシュエダゴンパゴダ(約100m)より高い、約120mの高さを有する世界一高い仏塔です。
しかし、この仏塔はいつ、何のために建てられたかわかっていません。
唯一わかっているのが、モンクット王(ラーマ4世)時代にこのプラパトムチェディーが改修され、現在の原型が出来上がったという事です。
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世界一高い仏塔プラパトムチェディ
世界一高い仏塔であるプラパトムチェディは高さ120.45メートル、直径65メートルを誇り、バンコクの西隣ナコンパトム県の市街地中心部にあります。プラパトムチェディは、4世紀ごろ現在のスパンブリー県、ナ ...
※モンクット王(ラーマ4世)とゆかりの深いペッチャブリー旅行も一緒にいかがですか?
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ペッチャブリー県の観光名所
ペッチャブリー県の観光スポットをご紹介。ペッチャブリーはバンコクから南西へ約160km、バンコクからホアヒンに向かう途中にある都市です。 ペッチャブリー県の観光地図 プラナコーンキリ国立歴史公園 プラ ...
プラパトムチェディーは、国鉄ナコンパトム駅で電車を降り、南側出口を出ると真正面に見ることができます。
また、仏塔が建てられている台座も階段で上ることができ、仏像を参拝する事ができます。
ワットシーサトーンWat Si Sa Thong
ワットシーサトーンのシーサトーンとは、タイ語でゴールデンヘッド(金色の頭)という意味で、「フアトーン」と同じ意味です。
ワットシーサトーンは、ラオス人が多く住む地域に建てられ、ラオス人からの信仰が深いお寺です。
タイ国内でプララーフー(ラーフ神)は、このワットシーサトーンから広まったと言われています。
まずは、人の群れをかき分けながらラーフ神にお参りしましょう。
タイのお寺とは一線を画す造りとなっており、立体性に富んでいます。
お寺というより、美術館と行っても過言ではないと思います。
敷地も目に鮮やかで、なんでこんなへんぴな場所にと思わざるを得ません。
バンコクから国道4号をナコンパトム市街地に向かう途中に位置しておりますので、ぜひ立ち寄りたい場所になります。
ワットサームプラーンWat Sam Phran
ワットサームプラーンは17階建てのピンクの細長い円筒に竜が巻き付いている珍しい塔が特徴のお寺です。
ワットサームプラーンは、バンコク(バーンケー)から国道4号線をナコンパトム方面に進み、途中を左折した場所にあります。
大きなピンク色の塔なので、通りから見えるかと思ったのですが、ピンクの塔は敷地内でも駐車場の奥にあるので、通りからは見えませんでした。
まずは、メインのピンクの塔からご紹介します。
こちらは、ピンクの塔の入口です。入口手前で靴を脱いで塔に入ります。
ちなみに、このお寺は、ミャンマーから来る方の聖地になっており、ところどころにミャンマー語の看板が建っています
ミャンマー人が多いという事は、裸足の人が多いという事です。(ミャンマーでは、お寺に入る時は靴下も脱ぎ裸足になるのが原則です)
まあ、ここはタイなので、どちらでも構わないと思います。
ちなみに、管理人は靴下を履いて上がりましたが、(値段が)高い靴下を履いていく際は脱いだ方が良いと思います。
塔の上には、ぐるぐる巻いている竜の中を通って上がることができます。
塔へ入って真正面に仏像があり、左側に塔を上る竜の入口に通じる階段があります。
階段で上がるのは最初だけです。
竜の入口から頂上までは、むき出し岩のスロープになっています。
最初にお話しした高い靴下をはいている場合は、脱いだ方が良い理由はここにあります。
はっきり言って靴履いて上がりたいくらいです。
裸足になれているミャンマー人にとっては、何の問題もないスロープなのでしょうが。。。
頂上までは塔の周りを3周くらいでしょか。約15分くらいです。
結構ハードなので、頂上まで上って、下ると足がパンパンになります。
頂上からは、竜の頭を見ることができます。
また、お約束のコイン投げも。。。
みなさん一生懸命コインを投げ入れていました。
さて、頂上から見た景色です。
のどかですね~。バンコクで見る景色とはまた違います。
っと、なんか、大きな亀やら大仏やらが見えます。
実は、このワットサームプラーンは、結構敷地は広く、15か所の見どころがあります。
管理人は、降りたときには足がパンパンで全部はまわっていませんが、元気のある方は、挑戦してみて下さい。
はっきり言いますと、このお寺のイメージはあまりよくありません。
なので、タイ人の参拝客は多くありません(逆にミャンマー人が目立ちます)。
ピンクの塔も、写真で見るよりもボロボロなので、あまり期待しすぎないほうが良いと思います。
ワットサワーンアーロムWat Sawan Arom
ワットサワーンアーロムは、タイ国内の様々な場所で使われている名前で、サワーン(明るい)、アーロム(気分)という単純な言葉で形成されています。
上記で紹介したワットサームプラーンはミャンマー系のお寺なのに対して、こちらは中華系のお寺になります。
こちらは、本堂の入口になります。
乱雑に脱ぎ捨てられた靴が、多くの人が訪れていることを物語っています。
(といいましても、この地域の人気No.1は、後述(予定)の王室寺院「ワットライキン」になります)
さて、本堂はこのようなかんじです。
通常、本堂と言えば、大仏さまが中央に鎮座していて、その周りに小さな仏像が並んでいるのを想像すると思いますが、
このワットサワーンアーロムは、区画がカーテンで間仕切りされており、様々な仏像が並んでいます。
お寺というよりも、美術館に近いイメージです。
このお寺のメインは、何と言っても「ウシ」と「馬」です(個人的感想)。
牛小屋は、駐車場の脇にあります。
牛小屋と道路を挟んで反対側に小さなマーケットがあるので、ここでバナナを買ってウシさんにあげましょう。
皮ごとあげても美味しそうに食べてくれます(ただし、農薬がすごいそうなので、ウシさんの健康を考えれば剥いてあげたほうが良いかもしれません)。
また、宝くじ売り場が乱立しています。。。